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夏見の小児科「トレポンテ」が米ヶ崎に移転、医療機関を内包した医療的ケア児の支援施設「船橋青い空こどもクリニック」をオープン

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 医療機関を内包した医療的ケア児の支援施設「船橋青い空こどもクリニック」が7月7日、オープンしました。

新たな街の拠り所となる医療建築

 この施設は、船橋市立医療センター近くで病児保育も行っている小児科医院「こどもクリニックトレポンテ」が移設オープンしたものです。移転新築工事を進めてきたのが不動産会社「京葉エステート」(行田)。同社社長の高橋弘明さんが「こどもクリニックトレポンテ」の院長松本歩美さんの意思を汲み、日本初となる形態の小児医院を作るため尽力されてきたものなんです。

 

緑が広がるのどかな風景で、癒されますね!奥に見える高架は東葉高速線です。

 

 その名の通り、どの部屋からも青い空が見渡せる「船橋青い空こどもクリニック」は、東葉高速線の東海神駅と飯山満駅の中間の農地に位置します。ここは、「ふなばしメディカルタウン構想」が計画されているエリアで、医療センターや東葉高速線の新駅が誘致されるなど、新たなまちづくりが検討されています。

 

トータルプロデュースの「京葉エステート」

 

 「京葉エステート」は不動産会社ですが、これまでもシニア向けのシェアハウス「塚田のなかにわ」や障がい者のための日中一時支援事業所「塚田のなかにわテラス」など、障がい者や高齢者のための住居や施設を手掛けています。というのも、高橋さんは船橋が障がい者に優しい街になることを目指しているとのことなんです。

 

高橋弘明社長

 

 高橋さんは、松本さんと話をする中で、これまで見過ごされてきた医療的ケア児(※病気や障害に伴って淡の吸引などの「医療的ケア」が必要な子どものこと)の世話をしてきた母親について、何か手伝えないかと思ったとのことです。ケアのほとんどが母親に託されるため、母親はその若い時間を子どもの世話に追われ、2人目を作ることにも消極的になり、かつ高齢出産になってしまうといいます。松本さんはそれらをなんとか解消したいとの強い思いがあったそうです。

 

機能に応じたゾーニングとつながりのある軒下スペース

 このクリニックは小児科医院、調剤薬局、病児保育事業、医療的ケア児をサポートする事業の、医療と福祉の両面をサポートします。それらを、同一建物・同一事業者により運営する点が、日本初の試みであり、特徴といえるのです。

 

 一般的に医療・福祉サービスは専門性や制度面から分割される傾向にあります。身体的・精神的状態は子どもによって異なるので、「それぞれに向き合い、医療と福祉を柔軟に横断しながら対応していくことが必要」と松本さん。

 

 

 高橋さんは、松本さんのその想いに応え、機能に応じ明快にゾーニングしつつも、西側の前面道路に面して各施設の入り口をつなぐ軒下スペースを作り、待合時の感染リスクを抑えながら、内外がゆるやかにつながる待合空間を実現しています。

 

これら二人の想いを形にしていったのが、KEIYO DESIGN 一級建築事務所の小林千尋さん、共同設計としてJAMZA 一級建築士事務所の猪又直己さんと長谷川駿さんです。

 

左から小林千尋さん、長谷川駿さん、猪又直己さん

 

実はこの3人、大学時代の建築仲間なんですって。いい関係ですね!

 

●4つの入り口で明確なゾーニング

入り口は、小児科医院の、予防接種や健康診断の来院用と一般診療や感染症の来院用で分け、さらに医療的ケア児受け入れ用に調剤薬局用の4カ所あります。

 

 

中央の入り口は、左が一般診療と感染症用。感染症は中でさらに隔離室へ。右は予防接種や健康診断用。

 

左の入り口を入るとある待合室

 

右の入り口を入るとある待合室

 

 

軒下をうまく使っていることがわかりますね!景色もいいです!

 

中央の入り口を入らず左に進むと、医療的ケア児受け入れ入り口と左手に調剤薬局の入り口があります。

 

 

●ゆるやかにつながる一体的な場「軒下まちあい」

 これらの入り口を、ゆるやかにつないでいるのが軒下のスペース「軒下まちあい」。まるで縁側のようにベンチが配され、風景を眺めながらママたちがおしゃべりする姿が目に浮かんできました!

 

 

●2階には子育てラウンジやテラス

 医療的ケア児受け入れ用の入り口を入ると、螺旋階段があります。ホールになっていて、エレベーターも見えますね!登っていくと~

 

 

 2階には中央にラウンジがあり、ここも左右のスペースをつなぐ役割を果たしています。

 

 

そして、デッキが広がるテラスへも出られます!

 

 

 各施設をゆるやかにつなぎ、2階ラウンジは窓からの風景を眺めながら、ママたちが集いくつろげるスペースになればとの想いが注がれています。

 

医療的ケア児受け入れの指導訓練室

 

病児保育室

 

新しい街の子育て拠点として、そして機能的に分節しながらも一体感のある建物が出来上がり、安心して子どもを預けられる環境が整いました。ママは悩みを一人で抱え込まず、ここへ来れば大丈夫です。

 

下記ホームページをチェックしてみてくださいね!

https://aoisora.care/

 

【船橋青い空こどもクリニック】

住所/船橋市米ヶ崎町656-1 

TEL/047-407-0201

診療時間/7時30分~8時30分、9時~11時、15時~18時。土曜は8時30分~11時30分。

定休日/日曜・火曜・祝日

完全予約制・急患相談(TEL 047-429-7272)

駐車場/14台

木造2階建て。敷地面積1186.64 ㎡、延床面積492.74㎡。

HP: https://aoisora.care/

 


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