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ふなばしアンデルセン公園子ども美術館に広がる、恐竜の世界! 「恐竜作家 原嶋剛慎のmyダイノワールド」7月15日まで

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ふなばしアンデルセン公園子ども美術館で、恐竜好きには見逃せない企画展「恐竜作家の原嶋剛慎(ひさみつ)の『myダイノワールド』」が開催されています。

原嶋さん(31)は小さいころから昆虫や爬虫類が大好きで、嫌われるような生き物が「かっこいい」と夢中になったそうです。恐竜は小学1年生の時に博物館に行ってはまってしまったとか。また、「日本工学院八王子専門学校グラフィック科」卒業後、ディスプレイ関係の仕事を手掛けるかたわら恐竜作家としての活動が徐々に増え、今では全国で作品展やパフォーマンスなどを展開しています。

ふだんは無口な原嶋さんですが、昆虫や恐竜の話をすると止まらないそうです。そんな原嶋さんの「恐竜大好き」ワールドをチラッとお伝えしますね!

美術館に入るとエントランスホールにドーンと大きな「アキロバトル」の着ぐるみが展示されています。なんと原寸大! 全身に羽毛があったといわれている恐竜。その羽毛の感じも再現されて、今にも動き出しそうです。

第一展示室には20点のジオラマの恐竜模型が展示されています。模型は石粉粘土で作られています。

こちらは「リトロナクス」といって、羽毛が生えていたと考えられているティラノサウルス科の恐竜です。親が子に捕らえた獲物を与えています。
「グロテスクな場面ですが、生き物が生きていくのに必要なこと」と話す原嶋さんは、見たことのない恐竜の世界をまるで見たかのように緻密で生き生きと創り出しています。

雄叫びが聞こえてきそうな恐竜は「パキケファロサウルス」です。岩山で踏ん張る手足の力強さも感じられますね。

上には空を飛ぶ翼竜「タベヤラ」がいます。

親子の恐竜は「トリケラトプス」。群れを作り子育てをしていたと考えられているとか。よく見ると、子どもがトンボを見ています。表情がかわいくて、かっこいい恐竜なのに、見ていてほっこりします。原嶋さんならではの世界。

他のジオラマもよく見ると虫やねずみ、蟹などがいるんです。探してみてくださいね。

川で魚を捕っているのは「ディロフォサウルス」。川辺の生活をイメージしていて、小さな生き物もいますよ。

第2展示室は壁に大きな塗り絵があって、大人も子ども好きに色を塗れる、体験型ゾーンです。

奥には恐竜の頭が2つ。原嶋さんが作った「恐竜の頭が動くしくみ」がわかる展示です。動かすことはできませんが、同じ部屋に動く仕組みを説明するビデオが上映されています。

ビデオの隣にはカラフルな「デイノニクス」の着ぐるみ。羽毛が生えていたとされ、カラフルな色は原嶋さんの創造です。

エントランスホールにある着ぐるみは、イベントなどで原嶋さんが中に入って恐竜になりきって練り歩くそうです。「ナマハゲになった気分」と原嶋さん。子どもたちが怖がったり喜んだりするのが楽しいそうです。※展示中、着ぐるみのパフォーマンスはありません

原嶋さんの子どもの頃からの恐竜好きは、途切れることなくどんどん強くなっているようです。「子どもたちには一つのものをとことん好きになってほしい。たくさんのことを知る楽しさを、五感で感じ取ってほしいです。まわりの大人はできるだけ見守って、サポートしてあげてほしいです」と話していました。

今にも動き出しそうな恐竜たちを、ぜひ見に行ってみてくださいね!

【ふなばしアンデルセン公園子ども美術館「恐竜作家 原嶋剛慎のmyダイノワールド」】
会場/船橋市金堀町525
会期/7月15日まで
休館日/月曜日(7月15日を除く)
開催時間/平日 9:30~16:00/土日祝 9:30~17:00
入園料/4歳以上100円/小・中学生200円/高校生600円/一般900円
TEL/047-457-6661(子ども美術館)
ホームページ/https://www.park-funabashi.or.jp/and/
※原嶋さんのワークショップは定員に達したため受付終了しました

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