食育コラム vol.7/ 孤食をなくし、地域の「場」を作る

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船橋に広がる子ども食堂とは？

さまざまな家庭の事情により、孤食や栄養不足など、食事に不安を抱える子どもたちが、子ども一人でも安心して入れる「場」を地域の協力で設け、無料や安価で食事を提供するという全国各地で行われている地域活動のひとつです。船橋市内でも6か所の子ども食堂が毎月開催され、ネットワークを組んで互いに協力をしています。

　国や船橋市からの公的資金に依らず、個人や民間の企業・団体からの寄付と食材の提供協力があることで、美味しく温かい食事を安価で利用出来る仕組みを作っています。

　特に、野菜生産者さんから届けていただく旬の食材は無駄にしないように心を配っています。市内近郊から届くので、旬の食材が多様に種類豊富とはなりません。人気メニューのカレーに人参が入らない季節もあれば、付け合わせのサラダもスープにもという時期もあります。じゃがいもばかりの献立になった時も、利用者子ども達がモリモリ食べてくれてホッと胸をなでおろしたことがありました。

　利用者には幼児連れのママさん達も多く、保育園のお迎えの帰りに立ち寄ってくれたり、船橋に転居して来たばかりで孤独に子育てをしているという方も来られます。普段は好き嫌いが多く偏食だという子どもが、パクパクとお皿を平らげる姿に驚くママを見ると、楽しい食事の場が子どもにとても良い影響を与えるということを実感します。

　だからこそ、そのような経験をせずに育ってしまっている子ども達を何とか子ども食堂に呼び寄せたいと思って活動をしています。子ども食堂に来て「楽しかった」「美味しかった」と感じたら、可能な形で構いませんのでご支援をよろしくお願いします。