船橋市夏見の住宅街の一角にある「インソール工房スマイルフット」。
個々人の足の形に合わせたオーダーメイドのインソールを作成してくれるお店です。
しかし実は、このお店はインソールだけでなく、
- 子どもにどんな靴をはかせたらいいかわからない。
- 子どもの足のサイズを細かく計測してもらいたい。
- 子どもの足の状態をプロの目で見てもらいたい。
といった、普段ママやパパがモヤっと悩んでいる「子どもの足や靴の悩み」を積極的、かつ格安でのってくれるんですよ。
「子どものうちに良い足を作ることが一番重要ということに気がついたんです。」
そう語るのは、お店のオーナーでフット&ボディバランスアジャスター、かつスポーツトレーナーでもある熊谷克典さん。
熊谷さんは20年弱に渡って公益財団法人市原市体育協会にスポーツトレーナーとして勤務。
市民からスポーツ選手まで、足にトラブルを抱えたたくさんの方を見てきた経験を持っています。
2021年には非営利のふなばしsokuiku委員会を立ち上げ。
介護職、理学療法士、靴屋、はたまた理念に共感したご家族など、さまざまな方を巻き込みながら足育(そくいく)の大切さを伝え、「足元から市民を健康に、笑顔にする」活動をしています。
インソール工房スマイルフットってどんなお店?
そもそもインソールとは、靴の中敷のこと。
つまり、インソール工房とは、オリジナルのインソールを作ってくれる工房です。
でも、靴の中敷きは今どき100均でも売っていますよね。
それなのに、わざわざオリジナルの中敷きなんて作る必要があるのでしょうか?
足は一人ひとり違う
実は、足の形は人それぞれ違います。
例えば同じ23cmの足でも、幅が広い人もいれば狭い人もいます。
また、サイズや幅が同じだったとしても、足先の形も人それぞれ。
親指が一番長く小指に向かって短くなっていく形もあれば、親指、人差し指の長さが同じで全体的に四角い足の形をしている人もいます。
つまり、いろんなタイプの23cmの足があるんです。
しかし、いろんな足のタイプ向けの靴が量産されているわけではありません。
ですので多くの方は、なんとなく試しばきをして、「まあ大丈夫そうかな‥」と確信が持てない状態で靴を買っているのではないでしょうか?
本当に自分の足に靴をジャストフィットさせるには、インソールを使った細かい調整が必要、と熊谷さんは語ります。
インソール工房スマイルフットでは、立っている時の足だけでなく、歩いている時の足のサイズも計測します。
計測項目は合計でなんと10項目!
さらに、足のタコや歩いている時の姿勢のチェック、そしてフットプリントの採取も行います。
こうして、細かな計測・観察を行った結果を元に、
- ピッタリ合う靴のサイズの提案
- 靴のはき方の指導
- 必要であれば、更に靴を足にジャストフィットさせるオーダーメイドインソールの製作
を行っています。
オーダーメイドインソールで足をサポートすることにより、身体の不具合の改善につなげたり、疲れにくい身体になったり、スポーツでより良いパフォーマンスができるようになるとのことです。
スポーツをやる子どもに多い「成長痛」
子どもの患者に多いのはやはりスポーツに伴う成長痛だそう。
例えば、熊谷さんの患者だったA君は、クラブチームでミニバスケットボールに打ち込んでいたそうです。
しかしある日、かかとに痛みを感じるようになり、練習どころか日常生活にも支障をきたすようになりました。
心配したお母さんが医療機関に連れていったところ「成長痛」と診断され、スポーツをしばらく制限することを余儀なくされたそうです。
そのトラブル、実は「足に合わない靴」が原因かも
「ヒザや腰の痛み、外反母趾、思春期のスポーツ時の痛みは「足に合わない靴」が原因になっていることが多いです」と熊谷さん。
「多くの人はサイズが大きい靴をはいています。実際に測ってみたら理想の靴サイズと比べて2サイズも大きい靴をはいていた‥なんてこともあります」とも。
足に合っていない靴をはくと、体重を支えるバランスが崩れてしまい、かかとやヒザ、腰といった身体の一部分で過度に体重を支えることになります。
このバランスの崩れを放置しておくと、負担をかけていた身体の部位に痛みが出てしまうんです。
インソールで成長痛が改善
A君はスマイルフットにて、理想の靴サイズを測定し、インソールを作製。
そして、正しい靴のはき方を学びました。
インソールを入れた正しい靴を正しくはいて過ごしてもらった結果、少しずつかかとの痛みをなくすことができたそうです。
症状が改善した理由は、靴に足をジャストフィットさせることにより、足元から身体のバランスを整え、足の機能をしっかりと使えるようになったから。
A君は今では元気にミニバスケットボールに打ち込んでいるとのことです。
子どもの足を守るために親はどうしたらいいの?
A君は幸い、インソールで症状の改善が見られました。
しかし、もしも最初からA君が足に合う靴を選び、正しくはくことができていれば成長痛のトラブルは防げたかもしれません。
熊谷さんによると、子どもの足のトラブルを未然に防ぐために、親ができることは3つです。
- 子どもの足の正確なサイズ・特徴を知ること。
- 靴を正しく選ぶこと。
- そして、子どもが靴を正しくはくよう習慣化させること。
つまり、正しいサイズの靴を正しくはく。
これさえやれば、大半の足のトラブルを未然に防ぐことができます。
もちろん、インソールを使うのがベストです。
ですが、そこまではできない‥というのが多くの親の本音だと思います。
しかし、「正しいサイズの靴を正しくはく」ことを教え、子どもの日常の習慣に組み込むことはちょっとした心がけでできます。
実際に測定してもらいました
実際にスマイルフットで3歳の息子の足と靴を見てもらいました。
結果、息子は理想サイズよりも大きい靴をはいていることが判明。
正しい靴のはき方をしてみたら、爪先に2cm以上の余裕ができていました。
さらに、フットプリントを採取したところ、3歳にしてすでに「浮き指」の状態であることが判明。
足の指全体を使って歩くことができていないこともわかりました。
正しい靴を正しくはいていれば、だんだんと矯正されていくとのことで、熊谷さんに正しい靴のはき方をレクチャーしてもらいました。
今でも息子と家を出る時は、正しい靴のはき方を習慣化できるように、「かかとトントンしようね〜」と声をかけています。
まだ3歳の息子ですが、「トントン」と楽しく靴がはけるようになってきました。
7/31(土)のふなばし子どもマルシェに出店
子どもの足を正確に知ることが大切なことはわかったけど、とはいえ、いきなりお店に行くのはちょっと‥と不安に感じているママ・パパに朗報です!
2021年7月31日(土)に、子どもの足の相談会をふなばし子どもマルシェ内にて実施するとのことですよ!
このイベントではなんと、500円というワンコイン価格で、親と子どもの各種足サイズの測定や靴のはき方、靴の選び方のアドバイスをしてもらえます。
普段からお得な価格で足の相談に乗っている熊谷さんですが、お店の値段から考えると、半額以下というかなり太っ腹な金額‥!
「靴に足を合わせることをみんな知らないし、教えてもらう場も少ないです。イベントを通して、足育の重要性に親に気付いてもらって、子どもたちの足を守っていきたい。」そう熊谷さんは語ります。
場所はららぽーとTokyo-Bay、ウィズダムアカデミー内なので、交通の便も良いですね。
買い物がてら気軽に立ち寄ることができますよ。
子どもの足の健康を守りたい、子どもに合った靴の選び方を知りたいママやパパは、このお得な機会に参加してみてはいかがでしょうか?
相談は事前予約を行うと確実です。
インソール工房 スマイルフットへのアクセス
また、インソール工房スマイルフットでは、随時足のお悩み相談を受け付けています。
JR船橋駅北口よりバスで5分、バス停「二軒屋」または「夏見北」にて下車し、徒歩5分のところにお店があります。
事前予約制になりますので、ご来店前にお電話、またはホームページよりご予約ください。
【インソール工房 スマイルフット】
住所/千葉県船橋市夏見4-6-13
営業時間/9:00~13:00/14:00~18:00
定休日/月曜日・木曜日・祝日
電話/047-422-7966
Instagram/https://www.instagram.com/smilefoot_kuma/
HP/https://smile-foot.com