幼児教育の教材教具、遊具などの企画や製造、またそこで培ったノウハウを活かした街づくりやコンサルティングを行なっている「ジャクエツ」。
幼稚園や保育園で使われているさまざまなものを作っているという同社。
船橋店の店長・寺島大樹さんと広報を担当している東京分室の関七海さんにお話を伺いました。
「『未来は、あそびの中に。』をスローガンに、はさみなどの教材教具から、園舎設計までたくさんの事業を行なっています。多岐にわたっているので一言で説明するのが難しいくらいなんですよ」と笑顔で話す関さん。
同社の創業は1916年。福井県で幼稚園を開設し、そこで使用する教材などを作ることから始まり、現在は自社工場と全国に70近くの拠点があります。
船橋店は、1979年に創立。
さっそく、どんな商品があるのか見せてもらいました。
最初に見せてくれたのは、三輪車。
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片手で持ち上げてみるとかなりずっしりとした重みがあります。大人が乗っても大丈夫なくらいの安定感です。
「重いですよね(笑)この三輪車は『アクティブ三輪車エルゴ』という商品で、7キロ以上あります。子どもが地面を蹴りやすいように設計されています。パーツはすべて部品交換ができますよ」と寺島さん。
交換しながら長く使うことができ、環境にも配慮されているのだと感じます。
刃物製造で有名な岐阜県関市で製造されているオリジナルのはさみ。

初めてはさみを使う子どもは刃先だけで切ることが多いそうで、それでも力をかけずに紙が切れるよう角度が工夫されているんだとか。
100年前からのロングセラーだという、「色紙」。

鮮やかな発色と正確に裁断された正方形なので、角と角がしっかり合うんだそう!
一般の色紙に使われる上質紙より繊維が長く強度が強いことが特徴の晒(さらし)クラフト紙を使用しているので強度も高いとのこと。
Bの形をした「Bブロック」。

1966年に発売され、たくさんの幼稚園や保育園で愛用されているとのことで、知ってるママも多そうな商品。やわらかい素材でできています。
どれも使いやすさや安全に配慮した商品ばかりです。
使い捨て、消耗品と思ってしまいがちですが、身近なものであればあるほどこだわって作られているものを使わせたい!
「ご家庭で使える教材や教具などは、2016年頃からスタートした通販サイト『ジャクエツドットネット』で購入できます。いろいろな商品がありますが、特にBブロックが人気です」と関さん。
色とりどりのBブロックは、子どものアイデア次第でいろいろなものが作れます!


子どもたちが自然と遊んじゃう遊具「BANRI」。

のぼったり、座ったり。滑ったり、隠れたり。頭で考えるよりも前に体が反応しそうな抽象的なデザイン。
医療的ケア児も安心して遊べるという視界を狭めた空間で揺れを楽しむ「KOMORI」。

デザインもかわいらしい!
園舎の設計も行なっていて、船橋市二子町のさくら保育園の園舎や
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船橋市北本町のゆいまーる保育園の園舎、

浜町中央公園の遊具も同社が設計。

幼稚園や保育園だけではなく、街づくりにも関わっているそう。
その他、制服やアート、幼稚園や保育園の次世代の園長たちに向けたセミナーを開催するなど、多岐にわたっているので一言で説明できないという関さんの言葉に納得です。
関さんは「地域の方に親しみを感じていただけるようなその土地の特徴を活かしたオリジナルの遊具なども作っていて、今後はその先にある街づくりにも積極的に関わっていきたいです。インスタグラムでもあそびを感じられる写真を投稿をしているので、ぜひたくさんの方に知っていただきたいです」とも。
同社では、営業担当が幼稚園や保育園、自治体へ伺って直接聞いた意見を開発部門に届けるそう。
現場の声を反映することで、時代に合わせて変化する社会や、現代の子どもたちに合ったものを作り、より良いものを提供できるんですね。
また「高品質で安全な教具や遊具、空間、街づくりを通して、子どもたちに未来価値を提供していければと思っています」と寺島さん。
【株式会社ジャクエツ 船橋店】
住所/船橋市市場4-19-5
TEL/047-460-2777
HP/https://www.jakuets.co.jp/
インスタグラム/
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