味と品質にこだわり卵一筋80年、馬込町の「奈良養鶏園」リニューアルオープンで自家製卵を使ったオリジナルスイーツが充実

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県道8号線（船取線）の市営霊園入口から住宅街に入ったところに、今年で創業80年を迎えた「奈良養鶏園」が7月13日に「奈良たまカフェ」としてリニューアルオープンをしました。

外観はシンプルに。腰高のレンガのサイディングがあたたかみがあります。入り口は一間分をガラス戸に変え、明るい雰囲気になっています。「皆川牧場」の青いノボリに「ソフトクリーム」の字が！

中に入ると、リニューアル前より広く感じますが、代表の奈良富士男さんは「躯体は前のものを使っているので、広さは変わりませんよ」と。

でもなんだか懐かしい雰囲気がするなあと思ったところ、奥様の育子さんが「壁と天井の杉板は以前のものを洗浄しただけで、そのまま使っています。長年通ってくださるお客様のためになるべく以前の雰囲気を変えないようにしました」と話します。

同店では、敷地内の鶏舎で鶏が産んだ卵を直売しています。

船橋特産の小松菜やニンジンを乾燥させて配合した餌を与えて育った鶏の卵「船橋たまご」は、黄味の色の濃さが徴的。

6個パックが594円。丸カップは1080円（サイズにより8個または10個入り）。

こちらの青みがかった卵は、世界的にも珍しいチリ原産「アロウカナ」の卵（6個入り450円）。中身は普通の卵と同じ色ですが、黄味がねっとりと甘味があり、卵かけご飯にぴったり！

季節によってギフト用のセットも用意されますが、卵は1個からバラでも販売しています。

写真中央にあるバームクーヘンはリニューアルオープンに合わせて販売を開始したもので、「奈良たまご」をたっぷり使っています。中央の大きい「ジャンボ」（918円）と右のかごに入った「ミニ」（216円）の2種類があります。

そして何といっても気になるのは、同店限定として販売を始めた「ソフトクリーム」（486円）！

卵屋さんでなぜソフトクリームかと聞いたところ「ソフトクリームに使用しているのは、市内の皆川牧場さんの新鮮ミルク。『皆川牧場』さんが昨年からチーズの製造販売を始めたのを機に、うちでも商品を置かせてもらっています。おいしいと評判なので、ミルクを使ったソフトクリームを始めたいと1年以上前から準備してきました。『皆川牧場』さんは、2016年に県内で最初に農場HACCP（通称ハサップ、食品の生産から消費にいたるまで危害を防止するシステム）を取得した農場の先輩なんですよ。（「奈良養鶏園」は2017年に取得）」と育子さん。

ソフトクリームを形よくコーンに入れるのは難しくて、たくさん練習したそうです。